近年のインターネット環境の普及により、企業がWebサイトを持つことは、もはや当たり前になっています。
そして現在のWebサイトは、さまざまなエンドユーザ(サイト閲覧者)のニーズに応えるだけではなく、
企業イメージ、ブランドイメージを向上させる広告以上の役割を持つことが求められています。
言い換えれば、Webサイトはヒット商品を企画し販売し利益を長期にわたって確保するような「事業」と同意義で、
企業における事業のひとつと考えることができます。
Webサイトは、企業情報をただ掲載する場ではありません。Webサイトの運営は企業が策定する事業の一つであり、
他の事業と同様、戦略、戦術を策定して構築・運営してこそ、本来Webが持つ効果を発揮し、アピールができるのです。

事業を運営する上で、マーケティングによる戦略・戦術立案を行う事は、非常に重要です。 そして、Webサイトを構築・運営する上でも、マーケティングを基本としたWeb戦略・戦術の立案を専門家の視点で行うべきです。 弊社はお客様にWebサイト構築・運営を提案・提供する際、Web戦略・戦術に重きをおきます。 それがサイト、並びにお客様の成功に繋がる事と、弊社がもっとも得意とする分野であるからです。
Web戦略・戦術の立案は、「目標策定」「Web戦略策定」「戦術策定」の流れで行います。 Webサイトを成功に導くためには、この過程をひとつも省略することはできません。しかしながら、企業における「事業」を進める際、 同様の過程を踏む事を考えれば違和感はないはずです。ここでは、弊社が行うサービスとしての、「目標策定」「Web戦略策定」 「戦術策定」を解説していきます。

繰り返しになりますが、Webサイトは企業の中での事業の一つと弊社では位置づけております。 事業を行う上で必要となるのが戦略で、もちろんWebサイトにも別事業同じように、戦略立案が必要になりますが、 戦略を立てるためには、はっきりした目標が必要です。 そして、目標を策定・検討するためには、お客様が掲げる全体戦略、事業戦略の中でWebがどのような役割を持つのかを明確にする必要があります。
例えば、Webショップを開設するお客様にとって運用するWebサイトを、企業売上の中核とすべきものなのか、 あくまで定期的に会社全体の売上の一部を確保するためだけのものと位置づけるかにより、Webサイトが持つ役割は変わります。 この例での、「売上の中核」と「全体の中の一部」が、お客様が持つ全体戦略、事業戦略で定めている内容です。

目標策定フェーズでは、まずお客様が定めている全体戦略・事業戦略において、Webサイトがどのような役割を
持つのかを明確にします。役割に応じた設計に影響するだけでなく、サイトを持つお客様との意識合せを行う上でも、
非常に重要なポイントです。
事業戦略からブレイクダウンしたWebサイトが持つ役割を明確にした後、「機会」、「脅威」、「自社の強み」、
「自社の弱み」という視点で、Webサイトが役割を担えるかどうか、担うためのポイント、
ウィークポイントを明確にし(SWOT分析)、Webサイト構築を行うための目標・方向性を明確にします。
目標策定フェーズで決定、明確になった事象を、Webサイトにおいてどのポジションでどのようなアプローチで行うかを決定します。
WEB戦略策定フェーズでは、
- セグメンテーション
- ターゲッティング
- ポジショニング
の段階を踏み、Webサイトの戦略を策定していきます。
運営するWebサイトが市場においてどの位置で活動すべきかを、均一化した市場ニーズ領域に落とし込み、 決定するのがセグメンテーションです。ここでは、
- 地理的要因:サイト閲覧者の活動エリア、サイトで扱う商品の対象エリア等
- 人口統計的要因:サイト閲覧者の年齢、家族構成、性別等
- 心理的要因:サイト閲覧者の性格、価値観、ライフスタイル等
- 行動的要因:サイト閲覧者が重視する、購入意向、価格感度、ブランドロイヤリティ等
の4つの観点で市場をセグメントします。
セグメンテーションでは、4つの観点をさらに細かく領域を設定し市場を理解することで、
より有益なターゲッティング、ポジショニングの確定へと移行できます。
ターゲティングでは、セグメンテーションでピックアップしたセグメントを選択し、 セグメント内での顧客、競合他社、自社の力関係を調べ(3C分析)、 自社が優位になるにはどうすれば良いのかを検討します。
マーケティングにおけるターゲッティングでは、セグメントに対し、
- 規模と成長性(規模・成長性は適正か?)
- 収益性(収益性は、自社にとって魅力的か?)
- 自社の理念と資源(自社の理念と整合しているか?参入するための資源は自社にあるのか?)
をポイントとしますが、Webサイトにおいては、1、2はお客様が持つ戦略に依存することから、 3に対してどのようなアプローチを行えるかが重要になります。 魅力ある市場に参入するために、自社のリソースをどのように使えるか、 そしてどのように見せていくかという方向性を決めることで、 サイトとしての明確な方向性が示されることになります。
Webサイトがターゲット顧客の意識(顧客マインド)の中で明確な位置を確保するよう、
イメージの方向性を作り出していく作業がポジショニングです。
ここで定める方向性こそが、Webサイトが持つべき戦略になるのです。
例えば位置付けがチャレンジャーに該当するのであれば、差別化戦略を行うべきです。 この場合Webサイトにおいては、リーダーが持つ基本機能に加えて、 いかに競合会社(リーダー、フォロアー)に対し差別化要素をサイトに盛り込むべきなのかの 道筋をつけることができます。
目標・Web戦略策定フェーズで決まった方向性を、具体的に実行するための方法(戦術)に落とし込みます。
マーケティングにおいて、戦略策定からブレイクダウンし戦術を立てるということは、
具体的にはどのような売り方を行うか、具体的なコストはいくらにするか、
販売体制はどのようにするかというような内容になります。これをWebサイト構築に当てはめれば、
- ・どのような見せ方=デザインにするのか?
- ・更新に関わる作業をどの程度抑えるのか?
等という内容になります。つまりは、戦略を詳細に検討することで、初めてデザイン、 サイト構造に関わるコンテンツの内容がが見えてくるのです。戦略を明確に定める事は、 コンテンツの内容と密接にリンクするため、お客様のニーズを満たすWebサイトには、 必ず戦略検討からの戦術へのブレイクダウンが必要になります。

弊社は、マーケティングにおいての戦略は、(顧客と一番近い)現場での戦術を熟知し、 深く関わっている人物・部署が戦略立案に携わるべきと考えます。言い換えれば、Webサイト制作を行う弊社は、 現場の人間ともいえます。もちろん、弊社はWebサイト制作会社ですので、 お客様の事業内容を理解していない部分があるかと思いますが、弊社で足りないお客様の知識と 弊社が持つ現場としてのWebサイト構築における戦略を融合させることで、更なる成功があると確信しております。



